「急に老け込む人」「若々しい人」決める食事の差 医師「卵は毎日食べてほしいスーパーフード」
「時間がないから」、「食べるのが面倒だから」といってラーメンやパン、そば、うどん、丼ものなどの単品もので済ませたりすると、どうしても栄養不足に陥っていきます。
他にも飲酒が増え、食事をしっかりととっていない、バランスの悪い食事が続いている人は要注意です。
日々の食事のバランスが悪いかなと思う人は、自分が普段の食事でどれくらいのタンパク質の摂取しているか、見直してみましょう。また、ダイエットなどでコレステロールを過度に避けている方も、ホルモン不足に陥る傾向が見られます。
次は「要介護」が待っている?
一般にイメージする「急に老け込む」に近い状態を医学用語ではフレイルと言います。
フレイルとは、日本老年医学会が提唱している「高齢者の筋力や活動が低下している状態」のことで、「虚弱」「老衰」といった意味を表す、英語の「frailty」を基にした言葉です。
もう少し、わかりやすく解説すると、病気ではないが身体機能、認知機能が低下し、要介護になる手前の状態。
「要介護の手前」というと現役世代には大げさに聞こえるかもしれませんが、早い人は60歳を過ぎたころからフレイルになり、65歳以上の20~25%の人がフレイルであるとの調査結果もあります。
ちなみに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中で猛威を振るい、人々が外出を控えたり、人と会うのを避けたりするようになってから、フレイルになる高齢者がどんどん増えています。
以前は年間約6%だったフレイルの発症者が、新型コロナウイルスの流行後は年間約16%にまで増加しているそうです。
タンパク質だけでなく、亜鉛をはじめとするミネラルなどが不足している人は、フレイルに陥りやすいことがわかっていますし、抗酸化物質を摂って活性酸素の影響を減らし、心身の不調を遠ざけることは、フレイルサイクルの要因である活動量の低下、食欲低下などの予防につながります。
年齢を重ねてから気をつけるのではなく、いつまでも意欲や集中力が高く、バリバリ働きたいのなら栄養バランスに気を配ることは本当に大切です。
本稿ではテストステロン不足が「急に老け込む」ことの要因であることから、タンパク質とコレステロールの重要性をご説明してきましたが、この2つにだけ気を配ればいいわけではありません。
いつまでも若々しくいたいと考えるなら、ぜひ次の3つの栄養を積極的に摂ることをおすすめします。
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