「部下から嫌われる上司」が見落とす"3つの視点" 「やる気を引き出す上司」は必ずやっている

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部下を育成するときに、絶対にやるべき3つの教育とは?(写真:プラナ/PIXTA)
研修の企画・講師を年200回、トータル2000社、累計2万人を超えるビジネスリーダーの組織づくりに関わってきた組織開発コンサルタント・高野俊一氏による連載「上司1年目は“仕組み”を使え!」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届けする。

成績が振るわない、メンバーが互いに無関心でいっさい協力し合わない、仕事を作業と思っており楽しそうに働いていない、離職者が多く人の入れ替わりが激しい……。これらは日本の多くの職場で見られる光景です。こうした環境に疲弊し、働くことに希望を見出だせない人が増えています。

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

この絶望的な状況を変えられる唯一の方法が「チームづくり」です。

チームづくりがうまくいけば、すべてが劇的に変わります。部下も会社もあなた自身もラクにする、チームづくりのノウハウを指南します。

部下育成に絶対に必要な教育 

部下を育成しようとしたときに、絶対にやるべき3つの教育を理解しましょう。 

①手順教育 
②基準教育 
③なぜの教育
 

この3つが揃わなければ、育成は恐ろしく非効率になりますから、絶対に理解しておいてください。

①手順教育とは 

部下を育成しようとして、真っ先に浮かぶのはマニュアルではないでしょうか?

大手企業は、詳細なマニュアルを莫大な金額をかけて作っています。

私たちが何気なく使っているマニュアルという言葉。すでに日本語になじんでいる言葉ではあるのですが、無理やり訳そうとすると「手順書」になります。

つまり、仕事の手順を分解して誰でもできるように示したもの、それがマニュアルというわけです。

手順教育とは、マニュアル教育と言って差しつかえありません。

たとえば窓掃除を教えるとします。

「①窓に掃除用洗剤をスプレーして5分置く/②少し濡らした布巾で汚れを拭き取る/③乾いた布巾でから拭きをする/④しっかり乾燥させる」といった手順を教えれば、誰でも同じように掃除ができます。

簡単ですね。これが手順教育です。

マニュアルというと、分厚い説明書をイメージしてしまいますが、あなたがやっている仕事を分解し、順番に並べるだけでいいのです。

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