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「人に任せる」ことがなりたい自分になる第一歩 「次世代コンシェルジュサービス」の可能性

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  • 松岡 陽子 パナソニック ホールディングス執行役員、Yohana(ヨハナ)CEO
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一つひとつのタスクは自分で調べれば解決可能なものであっても、全部積み重ねると時間とエネルギーを消耗してしまい、自分の時間がつくれなくなってしまう。そういうタスクやToDoリストをYohanaに投げ込むと、コンシェルジュが調べ、提案し、場合によっては予約や購入までしてくれるのです。家族の習慣を共有しておけば、Yohanaが中長期的なスケジュールを一緒に立ててくれます。私自身、アメリカのYohanaにかなり手伝ってもらっています。

両親や友だちにちょっとしたギフトを贈るのにも役立ちます。こちらの大まかなアイデアと費用感を伝えると、いろいろな選択肢を提案してくれるので、「これ」と決めるだけで、あとは配送まで完了してくれます。

「外部の力に頼るなんてどうなの? 自分でゼロから選んで贈るべきでしょう?」という考え方もありますし、私ももともとそうでした。しかし、仕事と家族にすべての時間と気力を使い果たし、思い立っても実行するエネルギーもなければ、時間もつくれなかったことが何度もあります。

思い立ったけれど結局何もできなかったという状況よりも、コンシェルジュの力を借りていろいろ提案してもらって、実際に贈ることができたほうが私にも受け手にも良い結果といえるのではないでしょうか。もらった人にとってみたら「考えてくれたの、ありがとう!」という気持ちのほうが、「えっ、コンシェルジュの力を借りたの? そんなのは嬉しくない」という考えを上回るでしょう。

AIの専門家たちが考えた「人間中心」の設計

これを説明すると少なからず驚かれるのですが、実はYohanaユーザーが直接コミュニケーションを取る相手は機械ではありません。生身の人間です。

「AI研究者であるあなたが、なぜ人間を介在させたビジネスを始めたのですか?」と聞かれることも少なくありません。しかし、今のAIで使い勝手が良いものになるでしょうか? 私や、グーグルやアップルからYohanaのチームに入ってくれたAIトップ開発者たちの答えは「まだ」です。

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【AIだけでは人間のニーズに対応できない】

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