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なぜか好かれる人が自然に口にする「ほんの一言」 相手がもっと話したくなる、魔法の言葉とは?

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  • 今井 登茂子 コミュニケーション教室「ともこ塾」主宰/元TBSアナウンサー
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自分が話しているとき、相手がしっかりとこちらを見て、「うんうん」とうなずきながら聞いてくれたり、「そうですよね」「そういうことなんですね」などとあいづちを入れてくれると、「ああ、しっかり聞いてくれているんだな」「話していることが、伝わっているんだな」と実感するものですよね。

そこで紹介したいちょい足し言葉が、「わかります!」です。

Aさん:この部分、要素をあとひとつ加えると、劇的によくなる気がするんだ。
Bさん:何かが足りないんですよね。

Bさん:わかります! 何かが足りないんですよね。

このように、「わかります!」は、「そうですね」を超える、心からの同意、本音の感嘆が感じられる言葉なのです。これを聞いた相手が「おっ、わかる? わかってくれる? だからね……」とうれしそうに身を乗り出してきたら、会話が弾むスイッチが入ったということ。例文のようなシーンであれば、アイデアを出し合う議論も盛り上がることでしょう。

とはいえ、深刻な話題や相談ごと、相手が複雑な想いを抱えているときなどには、軽々しく使わないようにしたい言葉でもあります。そんなに簡単に、他人の気持ちはわからないものだからです。

実際に声に出して言ってみると、意外にわざとらしくない

印象に残る話や言葉を聞いたときは、それを教えてくれた相手に、まず感謝の気持ちが生まれます。「いいお話をしてくださって、どうもありがとう!」という想いが内面からわきおこったことを伝えるちょい足し、それが「響きました」です。

Aさん:私が医師を志したのは、そういう出来事があったからなんです。
Bさん:素敵なお話ですね。

Bさん:素敵なお話ですね。響きました。
『さりげなく品と気づかいが伝わる ちょい足しことば帳』(朝日新聞出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ストレートなお礼だけでなく、「自分にとってどんな効果があったか」を言葉にすると、小さな感想として相手に伝わります。胸に軽く手をあてながら「響きました」とひとこと。それだけで、相手の話がどれだけ自分に影響を与えたかを、端的に表すことができます。

一見、大袈裟なような、わざとらしいような印象を受けるかもしれませんが、本当に感動したら、その想いがちゃんと言葉にのって、自然に発することができます。「自分はどう感じたか」「自分にどのような影響を与えたか」。相手に、感想をひとことで伝えてみましょう。長い説明やていねいな解説よりも、はるかに効果的に相手の心に届くはずです。

以上、3つの「ちょい足し」のコツをご紹介しました。ぜひ職場や取引先はもちろん、知人友人との会話でも活用してみてください。

(構成:三宅智佳)

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