数分で完売「カフェタナカのクッキー缶」の正体 名古屋で1963年創業の喫茶店がカフェに転身
筆者(50代)が子どもの頃、お土産やお中元、お歳暮の定番だったクッキー缶。蓋を開けたときの甘い香りといかにも美味しそうなビジュアルに心を踊らせたことを今でも覚えている。その後、あまり見かけなくなったものの、ここ数年の間でじわじわと人気を集め、今やブームとなっているのをご存じだろうか。
限定缶はものの数分で完売
その先駆けとなったのが名古屋市北区にある「カフェタナカ」が手がけるクッキー缶のブランド「RÉGAL DE CHIHIRO(レガル・ド・チヒロ)」だ。RÉGALとはフランス語で「美味しいご馳走」という意味。「カフェタナカ」のシェフパティシエ、田中千尋さんこだわりのクッキーもさることながら、ゴールドのロゴと文字が浮き上がるレリーフ缶は、クッキーを食べ終わった後も大切なものをしまっておくのに使いたくなる。
ちなみに定番商品、「シュクレ」の価格は4995円。かなり高価であるにもかかわらず、その人気は凄まじく、本店とジェイアール名古屋タカシマヤ店、阪急うめだ本店では、午前中に売り切れてしまうほど。
ハロウィンやクリスマスなどの限定缶となると、ものの数分で完売することも珍しくはない。また、「カフェタナカ」のオンラインショップでも、熾烈な争奪戦が繰り広げられ、IDやパスワードを入力しているうちに在庫切れとなり、泣く泣く諦めたという声も聞く。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら