ZR-V対クロストレック、ホンダ&スバルSUV対決 都会派か、アウトドア派か、好みがわかれる2台
後席・荷室の使いやすさ
両モデルとも、後席の足元スペースには十分な広さがあり、4~5名乗車時の長距離ドライブなどでも後席乗員が疲れにくい。また、同じく両モデルともに、6:4分割可倒式シートを採用することで、荷室をより広くできるほか、さまざまなアレンジが可能だ。例えば、左右いずれかの背もたれを倒せば、3名乗車でも長尺物の積載が可能。また、左右とも背もたれを倒せば、フラットで広い荷室となり、より大きな荷物を積載できるし、ソロキャンプなら車中泊も可能だ。
また、ZR-Vは、ボタン操作などで自動開閉する「パワーテールゲート」を採用し、荷物を置いてクルマから離れると自動で閉扉する「予約クローズ機能」も備える。さらに上級グレードのZでは、スマートキーを携帯していれば、リアバンパー下に足先を入れるだけで自動開閉する「ハンズフリーアクセス機能」も備える。荷物で両手がふさがったときに便利な機能だ。クロストレックのテールゲートは手動式だけなので、荷物積載時の利便性という点ではZR-Vに軍配があがる。
先進安全装備・駐車支援・コネクティッド
先進運転支援システムについては、クロストレックが「アイサイト」、ZR-Vは「ホンダセンシング」のいずれも最新機能を搭載する。衝突被害軽減ブレーキやアクセル踏み間違い時の加速抑制機能、ドライバーの居眠り運転や不注意運転を検知し警告する機能など、両モデルともに充実した装備を誇る。
とくにクロストレックは、新型の「ステレオカメラユニット」を採用。画角を従来型の約2倍と大幅に拡大するとともに、画像認識ソフトや制御ソフトを改良し、より広く遠い範囲まで認識できるようになった。
また、スバル車の国内モデルではじめて「広角単眼カメラ」も搭載。新型ステレオカメラより広角なこのカメラは、低速走行時に2輪車や歩行者を認識することを可能とし、プリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)で対応できるシチュエーションを拡大している。
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