「かぐや姫」は、お家騒動を逆手に取れ! 大塚家具・久美子社長へ薦めたいPR必勝法

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(撮影:梅谷秀司)

そういった意味で狙いたいのは、バラエティ番組である。

たとえば、ABC朝日放送がやっている「芸能人格付けチェック」でぜひとも、番組側が選んだ家具の良し悪しをチェックして、できれば間違えてほしい。激安の家具を「高級品」と述べてほしい。「ほら!おやじならちゃんと見極められたのに!」とツッコミを入れられてほしいところだ。

そのほかにも日本テレビの「さんま御殿」などのトークショーにも登場してほしい。明石家さんまさんに、今回の1件を突っ込まれたら、「さんまさんが再婚するときには、ぜひとも大塚家具で選ばせてください!」と社長自ら家具をセレクトすることを切り返してアピールすればいい。「社長が選ぶのはどうせ安い家具だし!」と突っ込まれたら、「高級なのは父と相談して選びます」などと、自虐ネタを入れ込むのも手だ。

「あの社長面白い!」「一度、大塚家具で~」と思う消費者もいるはずだ。久美子社長はせっかく顔が売れたので、そのままタレント化して会社の広告費を下げるだってできる。

戦略その② 「親子問題を語れ」

今、日本で最も親子問題を語れる女性である。そこで、ぜひとも語ってほしい。できれば、日本テレビの「行列のできる法律事務所」へ出演するというのはどうだろうか。そして、親子問題を解決する側に回るのが望ましい。司会者に突っ込まれながら、最終的には「大塚家具なら、親子も仲直りできます」「うちもすでに親子で仲がいいんです」というアピールが可能だ。

さらに、力をつけたらぜひともTBSの「サンジャポ」こと「サンデー・ジャポン」の出演を狙ってほしい。そこで芸能人や社会で起こった親子問題に言及するのだ。もちろん、最終的には、親子関係や家族関係と家具を結びつける。

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