「キラキラ広報は幻想」つらすぎる海外出張の現実 恐怖で電話の受話器が上げられなくなることも
社長やタレントが登場する製品発表会を仕切り、テレビからの取材にも対応。外資系企業なら日本から記者を引き連れ、海外での発表会なんてこともある広報の仕事。憧れる方も多いでしょう。夢を打ち砕くようで申し訳ありませんが現実を知ることも大切です。今回は知られざる広報の“地味な仕事”の一端を、現役広報パーソンの著書『マスコミ対策の舞台裏 役員からの電話で起こされた朝』より一部引用・再構成してお届けします。
これが海外出張の現実です……
以前、『空飛ぶ広報室』(TBS)というドラマをテレビでやっていましたね。主演の「ガッキー」こと新垣結衣さんは、人気タレントを輩出している新潮社のローティーン向けファッション誌『nicola(ニコラ)』のカリスマモデルとして人気を得て、その後すてきな女優へと成長されました。
まあガッキーの説明はいいのですが、白状しますと実はこのドラマを見ていません。しかし、ガッキー(ドラマではテレビ局のディレクター役)のあの「爽やかさ+広報室」というのが、もしかして世間が抱く広報の仕事の印象なのではないでしょうか。
というのも、「広報、私もやりたいんです〜」と言ってくる方に、1年に何人か必ず遭遇するからです。その中には情報に対するセンスがあり、対人スキルも高く本当に向いていそうな人もいます。しかし結構な割合で、広報に華やかで甘美な夢を抱いている方がいるようです。世の広報職を代表してコメントさせていただきます。
いえいえ、現実はとっても泥くさい仕事です。
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