「クレヨンしんちゃん」いま大人がハマる納得の訳 2022年には30周年、パジャマ等グッズも人気
平成を代表する人気アニメ、『クレヨンしんちゃん』が2022年にアニメ・映画ともに30周年を迎えた。
2022年のGWに東京タワーで開催された「嵐を呼ぶモーレツ!30周年映画祭」では、過去映画作品を題材とした企画展で賑わった。
また、国民的人気アニメという枠を超え、7月にはひろしのふるさと秋田県、みさえのふるさと熊本県、そしてしんちゃん一家が暮らす埼玉県で、3つの都市がつながった「家族都市」協定が締結。
2023年夏には、シリーズ初となる3DCGアニメーションの『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』が公開される。
30周年記念だけではなく、『クレヨンしんちゃん』はつねに話題が絶えない。しかし、なぜここまで『クレヨンしんちゃん』は皆に愛される作品なのだろうか。今回は『クレヨンしんちゃん』の魅力に迫りたい。
当初は大人からの評判はよくなかった
『クレヨンしんちゃん』は、臼井儀人原作で1990年に『漫画アクション』(双葉社)で連載を開始した。
主人公の野原しんのすけが、「嵐を呼ぶ園児」として、両親や周囲の大人たちを巻き込み騒動を起こす日常を描いたギャグ漫画作品だ。
1992年にはアニメ化され、そのポップでかわいいイラストと、ノリの良いギャグは瞬く間に話題になった。しんのすけの特徴的な喋り方や下ネタは子供にウケて人気になるが、「子供が真似をする」といった理由で、放送当初はPTAからの評判は良くなかった。
一方で、1993年に公開された『クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王』の映画公開から徐々に大人もハマる国民的なアニメへと変貌を遂げる。
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