予約ナシで買える「フライドチキン」実食レビュー ケンタッキー、マック、ロッテリア、モス含む6社

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●ウェンディーズ・ファーストキッチン「チキンナゲット」

おそらく各社のチキンナゲットのなかで最も鶏肉が軟らかく、そしてジューシー。衣もしっとりとしており、「とことんソフトを追求した仕上がり」といった印象。ただ独特な風味があるため、大きく好き嫌いが分かれそう。

食べやすさ: ★★★★★
クリスマス感: ★★
満足度: ★★★

●ウェンディーズ・ファーストキッチン「スパイシーチキン」

衣はザクザクでクリスピー食感。食べても辛味はさほど感じないが、ジワジワとあとからスパイス感があらわれて、その辛さが後味をサッパリ爽やかにしてくれる。辛いものか好きならば、2~3個食べても飽きない魅力がある。辛味は尾を引くのでドリンクは必須。

食べやすさ: ★★★★★
クリスマス感: ★★★
満足度: ★★★★

●ウェンディーズ・ファーストキッチン「フライドチキン」

骨付き肉のフライドチキンなので、見た目からケンタッキー・フライド・チキンを彷彿とさせるが、実際に食べてみると意外とドライ。衣はザクザク食感で硬めで、鶏肉もひきしまった硬さと密度で、テイストは淡泊。油っぽくないので難なく食べられるが、もう少し肉汁がほしいところ。

食べやすさ: ★★★
クリスマス感: ★★★★★
満足度: ★★★★
(写真上から時計周り)フライドチキン(300円)、スパイシーチキン(300円)、チキンナゲット(340円)。フライドチキンは軟らかさよりも良い意味での「硬さ」を楽しむタイプ (筆者撮影)

衣と鶏肉が絶妙なバランスが生む「モス」

●モスバーガー「モスチキン」

ファストフード店のフライドチキンのなかでトップクラスの出来。衣の外側はドライでクリスピー感を残し、衣の内側は極めてジューシー。鶏肉は食べやすい厚さでふわふわ食感も心地よくGOOD。ドライすぎず、とはいえ決して油っぽくない。「衣由来の油」と「鶏肉由来の脂」の双方の質が良いからだろうか。

食べやすさ: ★★★
クリスマス感: ★★★★★
満足度: ★★★★★

●モスバーガー「チキンナゲット」

極めて淡泊なテイストで、自己主張は控えめ。それゆえ他社のチキンナゲットと比べればアッサリすぎて物足りなさは否めないが、別売りのバーベキューソースやマスタードソース(どらも40円)で食べればそれなりに満足できる。ちなみに自分で用意したマヨネーズをたっぷりつけて食べても美味。

食べやすさ: ★★★★★
クリスマス感: ★★
満足度: ★★★
写真左:モスチキン(280円)、写真右:チキンナゲット5ピース(350円)。モスチキンは自分でオーブントースターで加熱して少し油を落としてから食べるとカラッと仕上がり、それもまた美味(筆者撮影)

クリスマスシーズンにフライドチキンがバカ売れする日本。しかし、クリスマスであろうと、それ以降であろうと、ファストフード店やコンビニではおいしいハイクオリティーなフライドチキンが365日いつでも食べ続けられる。もはや日本人の身近な食生活にフライドチキンは欠かせない存在になったといえるのかもしれない。

クドウ ヒロカズ ライター

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くどう ひろかず / Hirokazu Kudo

ファミ通→任天堂会報誌とかゲーム攻略本とか→ライブドア→ネットメディアプロデュース。ガジェット通信、ロケットニュース24、Pouchの初代編集長 創設者。ロケットニュース24は私の個人ブログからスタート。TVチャンピオン焼肉王とデカ盛り王で準優勝

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