シティCEOが米国は来年下期に景気後退に突入 世界はすでにリセッションに入っていると認識

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米銀シティグループのジェーン・フレーザー最高経営責任者(CEO)は7日、世界的にリセッション(景気後退)の状況入りと認識しているとした上で、米国について遅れて来年下期に景気後退に突入する方向にあると指摘した。

フレーザー氏は欧州に関し、既にリセッションに陥っておりシティは特に懸念していると説明。欧州各国はロシアのウクライナ侵攻後のエネルギー危機から回復するまでに数年を要する可能性があると分析した。ニューヨークで開かれているゴールドマン・サックス・グループ主催の投資家会合の2日目に語った。

米経済については「状況が軟化していることは明らかだ」としながらも、他国と比べて米国民を取り巻く状況は良いと述べた。

シティグループのジェーン・フレーザーCEOPhotographer: Lauren Justice/Bloomberg

今週、他の米大手行の経営幹部も米国の消費は健全との見方を示した。ただ幹部の多くは米景気鈍化が近づいているとも警告した。

JPモルガン・チェースのコンシューマー・コミュニティー・バンキング部門共同責任者、マリアン・レーク氏は米失業率が来年上昇し、再来年に5%でピークアウトする可能性が高く、これが来年末に「浅く短いリセッション」を引き起こす公算があると同会合で語った。

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