家2軒・貯金2000万達成した43歳主婦の超節約力 ガングロギャルだった元eggモデルの現在
2軒目のマイホームを購入した水野さんにとって、家は借りるものではなく買うもの。たとえ、やむをえず借りる場合でも「家賃にお金をかけるのはほんとうにもったいない」と断言する。
実際、若いころに借りていた部屋は古くて相場より安く、さらに友人とシェアして家賃を半減。「普通に借りるよりひと月約7万円くらい安くすんでいました。年間にすると約80万円、10年住んだので総額800万円以上の節約ができていたことになります」
そのぶんが貯金に回せ、のちのマイホーム購入の土台ができた。
「賃貸はいくら住んでも自分のものにはならない。マイホームが欲しいなら、まず賃貸の出費を減らすことからスタートです」
節約の大敵は「暇な時間」
フリーランスの水野さんにとって、「暇な時間」=「お金が減る」。
「フリーランスは仕事がないとそのぶん収入が減るので、若いころから単発のアルバイトをするなど、暇な時間をお金にかえることを意識してきました」
いまはママになり、暇な時間はほとんどなくなったが、その意識は健在。電車の移動中の時間すら、仕事のリサーチやネタ探しなどでムダにはしない。
また、暇な時間は浪費のもとにもなる。
「ネットで余計な買い物をしたり、ゲームに没頭して課金したり、ランチに出かけたりとついついお金を使っちゃいます。探せば単発や短時間のパートはいくらでもあるので、まずは、自分の時間をお金にかえるためになにか行動を。その時間、使うか稼ぐかで大きく差がつきます!」
「お金を貯める最大のコツが『先取り貯金』。貯金が増えないと悩んでいる人こそおすすめです」
水野さん自身も、働き始めた20歳のとき、給料から直接引き落とされる「自動積立定期」を月2万円ずつ20年間続けてきた。使った残りを貯めるのでは使いすぎたら即アウトだが、最初から引かれれば確実に貯められる。
「先取り貯金は設定金額が重要。ちょっと我慢すればなんとかなる苦しくないくらいの金額にするのがコツ」
自分のパートの給料だろうと、旦那の給料だろうと、給料日直後に即引き落とされるシステムを作れば、あとは自動的に貯まっていくだけ!
老後資金は短期でなんとかできるものではない。まだ先と思わず、少しずつでも貯め続けることが重要。
「特に私は20年間フリーランスで会社務めの経験なし。国民年金だけでは不安なので、2年前からiDeCoで私的年金を積み立てています」
掛け金が全額所得控除で運用益は非課税、60歳まで引き出しできないので、退職金代わりになる。