「口」は誰でも簡単に描くことのできるモチーフです。丸みのある物体のふくらみや形を表現する「平行曲線」を描く練習にもなります。
口を構成する「基本図形」を見つけるのには、かなり苦労しました。
結局、いちばん簡単な設計図は、「2等分したひし形(左右上下に等分されたひし形)」だと気づきました。
唇の上下のふっくらした部分には「円」を描き込み、唇の形や輪郭を決めやすくします。「上にカーブした半円」は、上下の唇の隙間になります。
この設計図には、歯の基本図形が描かれていませんが、先に設計図を整えます。細かいパーツはあとで描き込むのが、簡単に絵を描くコツです。
上下の唇を描くときは、「平行曲線」をうまく描けるかどうかがポイントになります。
「平行曲線」は、物体の形に沿うよう描き込まれた曲線で、管状のものをリアルに描きたいときにぴったりの技法です。また、絵に立体感を与えてくれます。
設計図の中に、「円すい形」が見えるでしょうか。
この部分に「平行曲線」を描き込めば、唇のふっくらとした形を表現できます。「平行曲線」は「奥行き」を出す効果もあるので、覚えておくと便利です。
口の輪郭に丸みをもたせると、さらにふっくらと立体的になります。
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