面の表情や、タイヤと車体のバランス(プロポーション)などで、ある種の審美性を際立たせている。ドアハンドルは電気仕掛けで通常はボディ面にひっこんでいる。ヘッドランプは極力薄くグリルとともにフロント面のカーブに同化。さらにルーフは溶接跡をいっさい残さず1枚の板から作ったようだ。並大抵の技術ではできないことといえる。
「先進技術と走破性に長けた最も魅力的なラグジュアリー・パフォーマンスSUV」というのが、メーカーによる新しいレンジローバースポーツの定義。
レンジローバーを含めたランドローバーで初採用となる「スイッチャブルボリュームエアスプリング」搭載の「ダイナミックエアサスペンション」と「ツインバルブアクティブダンパー」により、俊敏性、コントロール性、安定感をかつてないレベルで実現していることが謳われる。
快適で静寂、クリーンな室内空間
走行状況に応じて最適なトルク配分やロール制御などを行うため、「ダイナミックモード付きコンフィギュアブルテレインレスポンス」や新開発の「アダプティブオフロードクルーズコントロール」も注目すべき技術だ。
2995ミリのホイールベースを持ち、後席は、レッグルームが31ミリ、ニークリアランスが20ミリ広くなっている。加えて、ナノイーX搭載で、PM2.5フィルターも装備された空気清浄システムや、ホイールハウス内のマイクまで使うアクティブノイズキャンセレーションなど、「快適で静寂、クリーンな室内空間を実現」したことも強調される。
日本に導入されるレンジローバースポーツは、まず3リッター直列6気筒ディーゼルにマイルドハイブリッドシステムを組み合わせたモデル。3リッター6気筒ガソリンのマイルドハイブッドも「ローンチ(導入)エディション」として限定発売されたものの、ごく限られた台数のみで、すでに受注は終了している。
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