空き家を手に入れたら、自分が住む場合でも、賃貸に出す場合でも、きちんと住める状態に整える必要があります。すべてをリフォーム業者に丸投げするのでは、お金がいくらあっても足りません。
自分でできることを可能な限りやってみると、出費が抑えられるだけでなく、家に対する愛着も生まれます。それが家投資を続けていくための原動力となるのです。
ブロック塀を壊して駐車場
実際に僕が投資している物件を1つご紹介します。新潟県魚沼市にある一軒家です。
魚沼市というのは、新潟・中越地方の南東部にあるところで、お米の「魚沼産コシヒカリ」の産地として有名なところです。この家は、知り合いの不動産会社から話が来たのですが、ちょっと変わった形の売買交渉となりました。
持ち主が別の場所に引っ越しをするため、家が不要になったというのですが、建物が古く、ブロック塀があって駐車スペースがないので、まったく売れないというのです。地方暮らしではクルマは必需品ですから、駐車場がない家は対象外とされてしまうことが多いのですが、とくに魚沼市のような日本有数の豪雪地帯の場合は、駐車場がなければ誰も見向きもしてくれないため、売りたくても売れないのです。
最初は100万円で売り出したものの買い手がつかず、50万円に値下げしてもダメだったので、僕に話が回ってきたようです。不動産会社としては、仲介をするつもりはないが、興味があるなら、自分で調べてみたらどうか……という話でした。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら