ダチョウ倶楽部・肥後さん「純烈」と涙する"青春" 純烈メンバーや片岡鶴太郎さんとの温かい絆

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――今回出演される舞台は、テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」の舞台版。国民的なアニメがどう舞台化されるか楽しみです。

「日本昔ばなし」という世界観がすでに確立されているので、非常に観やすくていい舞台だと思いますよ。福の神役は、今は俳優ですけど星田(英利)さんとかコロコロチキチキペッパーズとか、お笑いの方がいっぱい出ます。芸人さんのキャラやギャグも出るような作りになってるので、すごくバラエティーに富んだ舞台になると思います。

――舞台出演は、2020年10月の「西遊記」(明治座・ダチョウ倶楽部一座旗揚げ公演)以来、約2年ぶりとなります。

いやもう、単純に懐かしかったですね。東京芸術劇場は、志村けんさんの舞台「志村魂」の第1回目にやった劇場なので。「あーそうそう、こんな感じだった」「楽屋口の前にコンビニあったな」みたいな。いろいろと思い出して感慨深かったです。

2年ぶりに舞台に挑む肥後さん

――同じ事務所の片岡鶴太郎さん(貧乏神役)も出演されています。これまでお2人の共演はあったんでしょうか?

舞台での共演は初めてですね。役を演じての共演は、30年以上前に深夜で放送されていた鶴太郎さんのコント番組が最後。もちろんトークバラエティーとかでは会ってますけど、役を演じるなかでぶつかるっていうのは本当に久しぶりです。

ただ、ひとたび役を演じると、30数年前の空気感みたいなものがすぐに蘇ってくるんですよ。ただ2人がいるだけで面白い空気が流れるっていう。昔取った杵柄じゃないですけど、「何十年経とうが、また昔の空気が出せるんだなぁ、出るんだなぁ」ってちょっと自分でも感動しましたね。

コントは芝居と違ってお客さんを含めて成立する

――ここ最近、『監察医 朝顔』(フジテレビ系)や『オールドルーキー』(TBS系)といったドラマで役者としても活躍されています。コントとお芝居で違いはありますか?

役を演じるっていう意味では両方同じだから、これと言って違いはないですかね。シリアスな場面だと、どうしてもギャグとかお笑いをやりたくなるみたいな気持ちはありますけど(笑)。まぁもちろんやらないですけどね。

強いて言えば、コントの場合はアドリブ合戦になるケースもあるし、何よりもお客さんを含めて成立するところがあるんです。役者A・Bの絡みと客席っていうCがいて、その三角形で成り立ってる。そういう部分では、コントのほうが気を遣いますね。

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