FRBイエレン議長は本当に利上げできるのか

株価下落へのサイン点灯か、堅調持続か

今週は、17-18日のFOMC(連邦公開市場委員会)とイエレン議長の会見が最大の注目点だ。特に利上げタイミングに関して、ハト派的な「忍耐強く」と言う文言が削除されるかどうかということだが、筆者も、タカ派的各連銀総裁に配慮して削除されると思っている。

しかし、マーケットはそうなったとしても、意外に冷静ではないかと思う。

と言うのは、利上げによって株価暴落となったら、国内景気が失速しかねず、また、金利上昇がドル高を誘い、これも景気に大きなネガティブ要因になるはず。

そうなったら、「また元の緩和態勢に戻せば良い」と言うほど、一国の金利政策は簡単ではない。信頼を失った政策はその効果が半減するからだ。

だから、イエレン議長は利上げ時期を遅らせるだけ遅らせるだろうと、マーケットが考えてもおかしくない。先の雇用統計を受けた350ドル安はマーケットからのイエレン議長へのプレッシャーではないかと思っている。

果たして、そんな中でイエレン議長は利上げに向け、また一段踏み出すことができるのだろうか?

これからの日本株は、守るべきか攻めるべきか?

さて、上述のように、アメリカ株離れをしたかと思われる日本株。これから一気に2万円に行くのか?投資家は攻撃続行かそれとも守りに入るか、決断すべきところに差し掛かりつつある。

この日本株の強さは、外国人先物買いと公的ファンドの買いによると述べた。まず外国人の買いは、現物筋は持たざるリスクを感じたか、買い越しが続いているが、先物筋はひとまず買い終わったと筆者には思われる。6週連続2兆8000億円の買い越しの後、直近3月第1周は1291億円の売り越しに転じている。

ただ、思ったほど買えなかった公的ファンドの「ノルマ買い」は続くので、3月中は下げにくいと思われる。

また、高値更新の恩恵は大きく、NISA口座の成功例が口コミで広がり、顧客が顧客を呼んでくるという、言ってみれば「NTT新規上場時(1987年)のミニ版」のような現象も起きているようだ。

先行したファーストリテイリングやファナックに比べれば、買える銘柄はたくさんある。当面は「個別株循環物色の先取り戦法」で対処することが、攻めることにも守ることにもなると思われる。

ただし、一段落した4月以降は、高値警戒から波乱となるリスクも一段と高まりそうだ。上昇のクライマックスのところで、買わされない注意が必要である。

今週の予想レンジは25日移動平均(週央推定値約1万8600円)に対してかい離ゼロ%~プラス4%である「1万8600円-1万9350円としたい。

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