リニア品川-名古屋間工事、2015年内着工へ

主要工区を受注する最有力ゼネコンはどこ?

山梨にあるリニアの実験センターの様子

リニア中央新幹線の工事(品川・名古屋間)がいよいよ動き出す。

JR東海は、リニア中央新幹線建設工事のうち、 南アルプス・トンネル(全長約25キロ)の山梨工区(7.7キロ、工事場所・山梨県南巨摩郡早川町)について、公募競争見積方式による建設工事契約手続きを3月13日に公表。見積書の提出期限は2015年8月12日で、今秋にも正式発注、年内着工となりそうだ。

全区間の約8割がトンネルの難工事

すでにリニア中央新幹線の品川駅工事は、指名競争見積方式で手続きが開始されているが、主要工区(品川、名古屋、南アルプス)での公募による発注手続きの公表は今回が初めて。今後、順次、ほかの工区についても発注手続きが行なわれる。

リニア中央新幹線は全長約286キロのうち、約246キロ(全体の約86%)がトンネル。山岳トンネルでは最長の南アルプストンネルは全長約25キロだ。今回発注される工事は、この南アルプストンネル工事のうち、山梨側の7.7キロを工区としており、最も長いトンネルの最大土被り(トンネル掘削面上部から地上までの高さ)が1000メートル以上の区間を含む。

「四万十層群の地層におけるトンネル工事で、高度な技術を必要とする」(JR東海)としており、難工事が予想される工区の一つだ。本線トンネルだけでなく、トンネル工事を進める際に先行で掘る先進抗や約5キロ前後ごとに設置する計画の非常口2カ所も含む工事となる。

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