「こだま」が占う、東海道新幹線の未来像

東京-新大阪「グリーン9500円」の深謀遠慮

リニア中央新幹線の開業によって転換期を迎える東海道新幹線(写真協力:JR東海)

東京-新大阪5400円!開業50周年記念の格安商品も

JR東海が発売している、東海道新幹線の割引商品が話題だ。今年は、1964年(昭和39年)10月1日に東海道新幹線が開業してから50周年にあたる節目の年。JR東海は、特設サイトを開設したり、デパートで企画展を行ったりと、さまざまな記念キャンペーンを実施している。

この一環として発売された割引商品が、「超★超IC早特」と「こだま☆楽旅IC早特」だ。JR東海のネット予約サービスである「エクスプレス予約」「プラスEX」の会員専用の商品で、「超★超IC早特」は「東京-新大阪間5,400円」など、開業当時の運賃に近い値段で乗車できるとあって、大きな話題になっている。

ただ、「超★超IC早特」は開業日である10月1日を挟んだ16日間だけ設定された、文字通りの記念商品。21日前までの予約が条件で列車も限定されるなど、誰でも気軽に利用できるとは言い難い。

一方、「こだま☆楽旅IC早特」は、来年3月末まで販売される。こちらは「こだま」グリーン車専用の商品で、東京-新大阪間の価格は片道9,500円。窓口で普通に購入した場合(1万8,920円)のほぼ半額だ。来年3月末までの「こだま」全列車で利用可能で、隣接駅間を除くほとんどの区間に設定されている。購入は乗車3日前まで可能なうえ、多くの割引きっぷが使えなくなる年末年始も利用できるなど、かなり自由度が高い。

次ページなぜ「こだま」は、大幅割引を実施するのか?
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