手取り24万、4年で2000万貯めた会社員の家賃観 「家賃を制すものは蓄財レースを制す」と心得よ
ただ、何度も繰り返しますが、100万円を貯めた後の500万円の壁、1000万円の壁を超えるためには、ここでしっかりと基礎体力をつけておく必要があります。お金を余らせる仕組みやマインドを徹底的に習慣づけるのです。
長期視点を持ち、貯める地盤を固める
まず、これからは長期視点で何でも考えるようにしてください。私の周りにいるお金を貯められる人は、全員、長期で物事を考えています。
長期で考えるというと、「欲求を我慢する」「楽しみを先送りにする」といった意味で捉える人もいるかもしれません。そうなると「無理だよ」「やっぱり今を楽しみたい」といった感情になると思いますが、全然違います。そういうことではありません。
お金を貯められる人の長期視点は、「どっしり構えて、自分がこれなら継続できると思う心地いい水準を見つけて、習慣と行動に落とし込んでいく」ということなんです。
このとき、「あの人が節約できるのはおかしい」とか「自分のほうがこれだけ節約ができている」「あの人は食費が高すぎる」、そういった他者比較もやめましょう。ナンセンスです。
人は人、自分は自分でできることをやる。これこそが長期間の貯蓄を達成することにつながります。それができないのであれば、厳しい言い方になりますが、貯蓄は難しいです。
長期視点をつねに意識し、長く継続できる自分なりの無理のないお金を貯める習慣を身につけること。これが100万円を貯めた後の500万円の壁、1000万円の壁を超える強い地盤になります。
がたがたの土地に柱は立ちません。無理やり立てたとしても、ちょっとした地震などで崩れてしまうでしょう。
長期視点という強い地盤に「資産」という柱をどっしりと積み重ねていきましょう。これを構えてさえおけば、どんな誘惑やライフイベント、突然の災害などがあったとしても大きく崩れることはありません。
繰り返しますが、この「100万円を貯める」段階こそが、1000万円、そして一生お金の不安がない強い地盤を築くことにつながります。
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