消費者の本音聞く「ソーシャルリスニング」の効用 SNS会員が投稿する意見や会話を収集して分析
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各段階に応じたアプローチ
Googleは2024年にcookie の第三者提供を廃止する予定です。この措置により、今までのようにインターネット上で簡単に潜在顧客を見つけることが難しくなりました。今後はSNSを活用して潜在顧客と多様な接点を持つことによって、潜在顧客を優良顧客に育成してくことが求められていきます。
一口に潜在顧客と言ってもその段階はさまざまです。たとえば次のようなものが考えられるため、各段階に応じたアプローチが必要になります。
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このようにさまざまな段階にいる潜在顧客に対し、適切な「文脈」でアプローチできるのがSNS運用のメリットなのです。
多くのインターネット広告では、検索や閲覧といったユーザーの行動の履歴によって広告を表示する相手を選んでいます。SNSはそれに加えて、会員の「こういうものが良いと思う」といった興味・関心や「こういうものを買いたい」といった意図を、「いいね」ボタンやコメントなどの行動から推測し、コンテンツを表示しているのです。潜在顧客がどの段階にあるかを正確に把握したうえで、コンテンツを表示し続けられるというわけです。
SNSでは、日常的に会員が閲覧するというメリットを活かして、ターゲットを会員の中から正確に選んでアプローチし続けることにより、潜在顧客から優良顧客になるまでの一連のプロセスを掌中に収められることがお分かりいただけたでしょうか。そして、戦略通りに優良顧客になってもらうことができれば、その会員がSNSで「企業に対する好意的な評価や発言」をしてくれる可能性も出てきます。
つまり、そのような会員を育て上げることが、企業がSNSを使う目的の一つだと言えます。
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