今見ても驚きの価格破壊「平成のお得な切符たち」 「鉄道開業150年記念パス」を上回る太っ腹ぶり

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150周年と完全民営化記念のJR東日本パス2種
鉄道開業150年記念の「JR東日本パス」(左)と、2003年に発売された完全民営化記念の「JR東日本パス」(筆者撮影写真を編集部加工)
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鉄道開業150周年を記念して、JR東日本は2万2150円で新幹線を含む同社管内の全線とその他7社が3日間乗り放題の「鉄道開業150年記念 JR東日本パス」を発売した。もちろん筆者も購入したが、この切符の効果なのか東北新幹線「はやぶさ」の指定席で席が選びにくかったり、東北新幹線沿線のホテル東横インは切符の利用期間(10月14日~27日)の初期は軒並み満室だったりという状況であった。

実はこのような「価格破壊」の切符は過去にもたびたび発売されてきた。そこで鉄道開業150周年を記念して、平成時代に存在したJR各社の「度肝を抜く」お得な切符たちを紹介したい。なお、通常購入との値段の比較は、特記がない限り現在の運賃・料金との比較で表している。

約20年前にもあった「東日本パス」

JR東日本パス(完全民営化記念)

実は「JR東日本パス」の名が付く切符は今回が初めてではない。同社が2002年度に完全民営化を達成した際に、同社管内の特急・新幹線が乗り放題という「JR東日本パス」が発売された。2003年の3月1日〜16日の土日に限り有効で、1日用と2日用があり、1日用は2回、2日用は4回限定で指定席も利用できた。

特急・新幹線乗り放題という内容だけでもすごいが、何より驚きだったのがその価格だ。1日用は大人8000円、中高生3000円、子ども1500円。2日用は大人1万2000円、中高生4000円、子ども2000円という破格ぶりだった。

当時は2002年12月に東北新幹線が八戸延伸開業した直後。東京―八戸間の往復だけでも3万2780円のところがたったの8000円だったということだ! 当時中学生だった筆者は2日用4000円を購入して東京―八戸間の往復や、東京―長野間の往復などにも利用したため、合計4万8400円とすれば実に4万円以上もトクしていたことになる。

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