爆売れ「スプラトゥーン3」最新修正が異質すぎた訳 修正は100以上、ツイッターではさまざまな意見

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
理由③:アップデートはユーザー間の戦いでもある

アップデート後はユーザー同士の意見交換も盛り上がる。『スプラトゥーン3』であればどのブキが強いかだとか、あるいはこのステージはおかしいなど話題には事欠かない。

しかし、人間同士が対戦するゲームにおいては、ゲームに関して会話することすら戦いになりうる。単純に感想を言う人もいれば、「これはもっとこう修正すべきだ」だとか、「そもそもこの方向性は間違っている」とか、もしくは単純に「自分が使っているブキが弱くなって割を食うのでやめろ」など、場合によっては過激すぎる意見も飛び出すほどだ。

ユーザー間で意見が割れ、軋轢が発生

ユーザーは『スプラトゥーン3』をよりよくする方法について話し合っているつもりなのかもしれないが、実際はそれぞれの立場を色濃く反映するがゆえに意見が割れ、軋轢が発生する。

注目を集めるために道化に徹する人もいたり、動画の再生回数などを稼ぐために他人を釣ろうとしたりする人もいる。なかには自分だけが利益を得ようと、世論を誘導しようとする人すら存在する。

これは『スプラトゥーン3』だけの問題ではなく、人間の本質の1つであると私は考えている。きちんとした議論を行う場合は、きちんとした場が必要なのだ。そしてTwitterがきちんとした場とは言いきれない。

今回の『スプラトゥーン3』のアップデートは不具合が修正されるので喜ばしい内容なのだが、それに関する意見は荒れている側面もある。とはいえ、これは対戦ゲームの、そして人間の宿命なのだ。

スプラトゥーン3の画面4
スプラトゥーン3の内容をめぐって、ネット上ではさまざまな議論が飛び交う(画像は任天堂公式サイトより)
渡邉 卓也 ゲームライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

わたなべ たくや / Takuya Watanabe

いわゆるテレビゲームを専門にコラム・評論などの記事を書くライター。大学卒業後はサラリーマンになったが、満足にゲームを遊べない環境にいらだちを覚えて転身。さまざまなメディアにゲーム関連の記事を執筆。駄作に対して厳しく書いてしまうことでも知られる。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事