いかがですか。東大に合格する人は、規律をしっかりと守り、学校の活動にしっかりと取り組んでいる場合が多いということです。
東大に合格する人なんて、学校の先生の言うことを聞かないような人だというイメージがあるかもしれませんが、そういうことはなく、実は学校の活動に全力で取り組んでいた人のほうが多いのです。
これは何も東大生に限った話ではありませんが、やっぱりすごい人って、生活習慣・生活サイクルがしっかりと回っている人だと思います。しっかりと朝早起きして、日の光を浴びて、朝食を食べて、夜ふかしせずに睡眠の時間を取る。あまり無理はせずに、決まった時間に食事・風呂・睡眠をとる。そういうことができている人でないと、なにかをやろうとしても途中で崩れてしまうことがあるわけです。
そして、だからこそ生徒会長って、東大に合格しやすいのではないでしょうか。生徒会長は、周りから「規律をきちんと守っている優等生である」というイメージで見られる場合が多いですよね。生徒会長が遅刻してきたら「お前、生徒会長のくせに遅刻したのか」なんていじられてしまいます。
多くの人から見られる立場になるといい
生徒会長には規範を守る人で、勉強もしっかり頑張るタイプの人間であると思われる場合が多く、逆にそういう人だからこそ生徒会長になったパターンが多いです。
「規範的だから生徒会長になった」とも考えられますし、「生徒会長になったから規範的になった」とも考えられます。が、どちらにせよ、生徒会長になるということは、規範的で優等生である自分を多かれ少なかれ許容するということです。
人は、見られたとおりの人間になっていきます。生徒会長は、だんだん生徒会長になっていくのです。そして、そうやって規範を守り、勉強を頑張る人は、東大に合格する人の特徴と合致しているわけです。
偏差値35から東大に合格した西岡壱誠さんも、先生から「東大生になりたいのなら、生徒会長になれ」と言われた思い出を自身の著書の中で紹介しています。自分の立場を一度大きく変えることで、自分を改革しろ、と。
僕は「よく遅刻をしてしまいます」「生活習慣が崩れてしまいがちです」といった相談を受験生から受けることがよくあるのですが、この生徒会長の話は、これに対する1つのアンサーになるのではないかと思うのです。
要するに、規範を守れる人間になりたいのであれば、多くの人から見られる立場になればいいのです。そうすれば、周りからの期待で自分を変えることができていくのではないか、と。誰からも注目されず、遅刻しても怒られない空間だったら、おそらく規律を守らなくてもいいメンタリティーになってしまいます。でも、わざと自分を人から見られる立場に置けば、人間は自分を変えることができるのではないでしょうか。
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