新幹線開業で脚光浴びる「北陸グルメ」の魅力 首都圏の飲食店やあの航空会社も便乗?
たとえば「ホテル インターコンチネンタル東京ベイ」(東京都港区海岸)は、北陸の食材を使用したプロモーションを、各レストランで開催している。特に3階の「シェフズ ライブ キッチン」では、ブッフェ評論家の東龍氏と料理長の佃勇氏のコラボレーションによる「ニッポンを味わおう」というコンセプトのもと、北陸の食材を用いたプロモーションを2月28日~5月14日まで開催中だ。
現在提供されているメニューの一例をあげれば、日本海の荒波で育った天然真鯛のカルパッチョや、加賀野菜の五郎島金時とブロッコリーのサラダ、天然ブリや真鯛の握り寿司、北陸で捕獲される魚のホウボウを用いたブイヤーベースなど。ビュッフェスタイルで提供されるため、北陸の食材を心ゆくまで堪能できる。
「今回のプロモーションのために、直接に金沢などの北陸へ出向き、さまざまな食材を実際に手に取り、地元の方々から食材の特徴を伺ったり、郷土料理を味わったりしながら、食材を選んでメニューを作り上げました」と佃料理長は語る。
北陸は海も山も食材が豊富
また、それらの料理をどう見せるかが東龍氏の役割。「北陸には、素晴らしい日本海の新鮮な海の幸、加賀野菜に代表される山の幸が豊富にあるので、それらをより伝わるようにどう見せるかを考えました」(東龍氏)。
そのコンセプトは、具体的には「旬の食材を、旬の時期に提供する」という点にもあらわれ、ブリやホウボウは今の季節のみで、今後は別の食材へと随時シフトするそう。実際に料理を味わえば、調理の腕もさることながら、食材の持つ、本来の鮮度のよさが前面に出た仕上がりになっている。
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