新幹線開業で脚光浴びる「北陸グルメ」の魅力 首都圏の飲食店やあの航空会社も便乗?
しかも、加賀野菜は規格もしっかりとしているため、もともとレベルが高い食材として知られるが、さらに鮮度と安定を保つため、金沢の市場から直送するという輸送システムを導入している。実は同ホテルはレストラン部門の売り上げが前年比16%増で伸びているという。今回のようなプロモーションの成果が現われているのだろう。
あの航空会社もブームに参戦
中央区銀座の「dining gallery 銀座の金沢」(キラリトギンザ6階)は、古き良き金沢、そして今の金沢を知って欲しいと誕生したギャラリー&レストラン。こちらでは3月14~15日の2日間にわたって、北陸新幹線開業を記念したフェアを実施。ミス加賀友禅の来店、特製おつまみ付きのふるまい酒、かがやき抽選会を開催するほか、「世界が認めた金沢」パネル展や観光パネル展も行う。
一方、“北陸新幹線フィーバー”を逆手に取るのは、日本航空(JAL)だ。道路事情により延着の可能性はあるが、羽田を起点にすると通常では東京から片道約2時間で金沢に移動できる。今回の北陸ブームを見越して、ホームページでは回転寿司やラーメン、フレンチ、スイーツといった幅広い方向性から市内のグルメ情報を細かく紹介している。
新幹線延伸に沸く北陸。そこに便乗しようとする例は、今後も全国各地で見受けられそうだ。ただ、それが成功するか否かは、端的に言えば「真剣さ」にかかっており、関係者には単なるブームで終わらせない工夫が求められる。
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