手取り24万、4年で2000万円貯めた会社員の秘訣 300万円の借金を乗り越え月収の8割を貯金に

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「貯金したいなら、生活レベルを下げるべし」とくらまさん。

「自分が許せる生活レベルを下げれば、稼がないといけない金額が下がるから、心にゆとりが生まれます。つらい仕事を無理に頑張る必要もないし、少ない年金でも大丈夫。僕も生活費を極限まで下げた今、怖いものはないです(笑)」 

確かに月に5万円で十分暮らせるなら、どんなに収入が減ろうが生活が破綻する可能性は低い。そんな自信が身につく究極の節約スキルの中から、最も重要な10の極意を教えてもらった。

100万円貯金の壁を乗り越えれば、その成功体験が貯金体質をつくる(『倹者の流儀』より)

一度の成功体験がのちの貯金額を決める  

最初の極意は『100万円貯めると人生が変わる』。

実は100万円すら貯められていない家庭は意外と多い。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和3年)」によると、60歳代の2人以上世帯で、金融資産100万円未満と答えた人は25・4%。4世帯に1世帯が当てはまる。 

「貯められない人は、稼いだ分だけ使ってしまう人たち。脱却の足がかりとして100万円を目標にして」

こんな人は絶対貯まらない!
□ 収入が上がると、生活水準も上げてしまう 
□ 自分にご褒美をするのが好き 
□ 食欲や物欲のコントロールができない 
□「ちょっとくらい」と不要な出費をする 
□ ストレス発散の方法が買い物やドカ食い

『100万円貯める』、これが達成できたら、貯め方がある程度わかったという証拠でもある。貯め方が身につけばあとは500万円、1000万円と目標を高くしていくだけだ。

そのために『有り金は使うな』というマインドは重要。 

「人は『100円くらいいいや』と気を緩めがちだが、それが浪費癖となり、なし崩しになってしまうんです」

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