長期的なキャリアで目指すべきゴールがあって、そのゴールから逆算して今何をするべきか、10年後どんなことをしているべきか、などブレイクダウンさせ、着実に個々の小さな、短期的な目標を達成していく、というのが理想論です。
しかしながら、これはあくまでも理想論であり、現実的には、「いつかは長期的で具体的なゴールを持てるように」今できることをやる、というヒトが大半でしょう。
要は仕事をいうものを経験してみて、やってみることで見えてくるものもあると思います。多くのヒトはその延長線で今後のキャリアを考えているのだと思います。
長期的な目線を持つこと自体が大切
最初から長期のゴールを持つ場合は、今やることがある程度明確になる一方で、そのゴールに過度に縛られないように、状況に応じてゴールの軌道修正や、前提に変化がないかをつねに見張る必要があります。
反対に、まずはやってみて考えるスタンスでは、臨機応変に自分の現状にあったゴールを設定できる一方で、「いつか長期的で具体的なゴールを持つ」ことを意識しないと、ダラダラと今の延長線上での仕事や暮らしになり、そのうち「結局何がやりたいんだっけ」とか、「自分はこれでよいのだろうか」となるのです。
いずれにせよ、ある程度長期の目線を持って今を生きるということが大切なわけで、その手段や方法はどっちでも構わないのです。
同じく、新卒でコンサル会社かベンチャーか、の議論も同様で、ご自身が持っている、または持ちうる長期的な目線から考えると、最初にどんな仕事をするかは短期的な手段や方法であり、どちらが正解というものはありません。
ご自身が何を学びたいか、どんなことをしたいかによって、「どっちがよりふさわしいか」程度の話です。「どっちがよいか」ではないのです。
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