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北海道新幹線延伸で紛糾する「貨物幹線」存廃議論 仙台以北の鉄道貨物が消滅する可能性も?

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物流幹線を誰が守るのか、放置されてきた問題に火がついた。

すれ違いう貨物列車と新幹線
道内では貨物列車と新幹線がレールを共用し、すれ違いが発生する区間もある(写真:共同通信)

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北海道新幹線では2031年春の新函館北斗─札幌開業に向けた準備が進む。その中で議論が空転しているのが、並行在来線、函館─長万部の存廃だ。

札幌延伸に伴って函館線の函館─長万部─小樽の約288キロメートルがJR北海道の経営から分離される。このうち長万部─小樽の140.2キロメートルはほとんど乗客が見込めないことから、今年3月に地元の並行在来線対策協議会(後志ブロック)で廃線が決まった。

物流の幹線

一方、函館─長万部(147.6キロメートル)は札幌や道東、道北に向かう貨物列車が1日51本も走行する物流の幹線でもある。

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