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観光地として急増、鉄道駅より大人気な「道の駅」 今や全国約1200カ所、民間が隣接ホテルも展開

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公共施設の安心感を強みにローカルグルメや温泉で集客図る。

長野県小谷村の「道の駅小谷」
長野県小谷村の「道の駅小谷」。週末は多くの車が食事や買い物目当てに出入りする(記者撮影)

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JR大糸線は長野県と新潟県を結ぶ風光明媚なローカル線だ。小谷村の南小谷駅までは新宿から特急「あずさ」が乗り入れ、白馬などを訪れる観光需要がある。一方、同駅より北側、糸魚川方面は1両または2両のディーゼルカーが走るのみの非電化区間で利用者が極端に少ない。2022年2月には「廃止も視野」との報道が沿線自治体を困惑させた。

その沿線でも「道の駅小谷」(1999年開業)は立ち寄る人でにぎわう。古くからの「塩の道」のルートを通る国道148号に面しており、週末はひっきりなしに車が出入りしている。姫川を挟んで約1キロメートル離れた場所に位置する無人駅のJR北小谷駅に乗降客がほとんどいないのとは対照的だ。

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