中小企業「補助金もらってDX化」甘すぎる2大理由 長い目でコストを考えず、安易に始める残念さ
ローコストも非常に大切なことです。しかも、これは、一度きりのコストで考えるのではなく、長い目で見る必要があります。
現在は、国がDXを推進していることもあり、さまざまなIT導入のための補助金があります。
ITベンダーや銀行、顧問税理士や社会保険労務士の先生などから「補助金が使えるから」という理由で、システム導入をすすめられたりしていないでしょうか。
「思ったよりコストがかかるけど、補助金が半分出るならいいか」といった意思決定をしている社長も多いと聞きます。
補助金に頼る必要はない
もちろん、もらえる補助金はもらってください。ただし、社長たる者、先々のことまで考えて判断しなければなりません。導入時には多額の補助金がもらえたとしても、そのシステムをずっとローコストで使い続けることは可能でしょうか。
導入から1年後、なんらかのトラブルがあったとして、自分たちでは直せない。不都合があっても、自力では改善できない。バージョンアップもできない……。
そのたびに外部ベンダーに依頼するとなると、コストがどんどんかさみます。
また、補助金があるからと安易に導入したものの、ほとんど使わずに放置している会社もあります。
どうしても導入したいシステムがあって、そのために補助金を使うのはOKです。反対に、補助金がもらえるからという理由で、システム導入を決断するのはNGです。無駄なシステム投資になってしまうでしょう。
正直に言えば、私自身は「補助金は必要ない」と考えています。なぜなら、ノーコーダーがいれば、システムも安く、ローコストでも十分にやっていけるからです。
デジタル人材の代替の鍵は、「ノーコード」と「ローコスト」なのです。
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