キリン「長い足の半分は足の裏だった」驚きの事実 真ん中にある関節は「ひざ」ではなく「かかと」
キリンの膝はヒトとは逆に折れ曲がる?
「キリンの膝って、ヒトとは逆の方向に折れ曲がっているんだね」
動物園でボーっとキリンを眺めていると、時折、そんな会話が漏れ聞こえてくることがある。
たしかにキリンの足の真ん中には、私たちの膝とは逆方向の“くの字”に折れ曲がる関節が存在するが、じつはそこは膝ではない。「かかと」である。関節のすぐ上をよく見ると、うっすらと浮き出たアキレス腱を見つけることができる。彼らは、長い足の裏をもち、かかとをあげてつま先立ちで生活をしているのだ。かかとがずいぶんと高い位置にあるだけで、関節の折れ曲がり方は、ヒトもキリンも変わらない。
では、膝はどこにあるのだろうか? 彼らの膝は、足の真ん中あたりではなく、もっと胴体に近い部分にある。お腹と同じくらいの高さだ。私たちの足は、長さの半分ほどが「太腿」だけれども、キリンの足は半分が「足の裏」なのだ。足の裏に相当する部分の長さは、70~80センチにもおよぶ。
●動物の足の関節の位置


















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