これが「貯金体質」になるために必要なこと 「毎月赤字&ボーナス補填」から脱出する法

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アンケート調査でも、ボーナスを「日々の生活費」に充てている人が大勢いますが、そういう人は、マイナスになった普通預金残高を、ボーナスで穴埋めしているとも考えられます。これって、将来受け取る収入を先食いしているだけですから、おカネがたまらないのは当たり前です。

ボーナスはご褒美、そのおカネでコツコツ投資を

「ローンの返済」については、住宅ローンのように、家という資産を持つために組んでいるのであれば、確かに資産形成をしていると考えられますが、この時代、リストラや倒産によって、いつ収入の道が断たれるか、わかったものではありませんから、ボーナス支払いに大きく依存したローンの組み方は、避けた方が無難です。

いずれにしても、「ボーナスの使い道ベスト3」が「貯金」、「日々の生活費」、「ローン返済」というのは、現実的ではありますが、実はまったく堅実ではないと言えるのです。

ボーナスは、あくまでもご褒美と考えるようにしてみて下さい。で、そのご褒美で何をするか。

資産を築こうと思ったら、やはり「投資」を無視するわけにはいかないでしょう。NISAのように、投資によって得られる収益に対する税金を非課税にした制度もすでにスタートしています。

日々の生活費は、あくまでも月々のお給料の範囲内に止めておく。そして、年2回のボーナスはご褒美と思って、コツコツと投資に回していく。そういうお金の流れを作ることによって、長い目で見ればちょっとした資産を築くことが可能になるはずです。

井戸 美枝 ファイナンシャルプランナー

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いど みえ / Mie Ido

神戸市生まれ。 関西と東京に事務所を持ち、年50回以上搭乗するフリークエントフライヤー。講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題を専門とする。『世界一やさしい年金の本』(東洋経済新報社)、『知らないと損をする国からもらえるお金の本』(角川SSC新書)、『現役女子のおカネ計画』(時事通信社)、『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!』(日経BP)『親の終活、夫婦の老活 インフレに負けない「安心家計術」』(朝日新書)など著書多数(ホームページ​経済エッセイスト井戸美枝FBページ)。

 

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