アンケート調査でも、ボーナスを「日々の生活費」に充てている人が大勢いますが、そういう人は、マイナスになった普通預金残高を、ボーナスで穴埋めしているとも考えられます。これって、将来受け取る収入を先食いしているだけですから、おカネがたまらないのは当たり前です。
ボーナスはご褒美、そのおカネでコツコツ投資を
「ローンの返済」については、住宅ローンのように、家という資産を持つために組んでいるのであれば、確かに資産形成をしていると考えられますが、この時代、リストラや倒産によって、いつ収入の道が断たれるか、わかったものではありませんから、ボーナス支払いに大きく依存したローンの組み方は、避けた方が無難です。
いずれにしても、「ボーナスの使い道ベスト3」が「貯金」、「日々の生活費」、「ローン返済」というのは、現実的ではありますが、実はまったく堅実ではないと言えるのです。
ボーナスは、あくまでもご褒美と考えるようにしてみて下さい。で、そのご褒美で何をするか。
資産を築こうと思ったら、やはり「投資」を無視するわけにはいかないでしょう。NISAのように、投資によって得られる収益に対する税金を非課税にした制度もすでにスタートしています。
日々の生活費は、あくまでも月々のお給料の範囲内に止めておく。そして、年2回のボーナスはご褒美と思って、コツコツと投資に回していく。そういうお金の流れを作ることによって、長い目で見ればちょっとした資産を築くことが可能になるはずです。
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