花王は東北・関東4工場の操業停止、東北の販社、物流拠点社員の安否確認急ぐ【震災関連速報】
国内日用品最大手の花王は14日、11日に発生した東日本巨大地震で受けた影響を発表した。
東北・関東の4工場は地震直後から操業停止。各工場の状況は以下のとおり。会社側は「4工場すべてで復旧にむかっている。製品の供給には影響がないだろう」としている。
栃木工場(紙おむつ、生理用品など):受電設備の一部が破損。
酒田工場(掃除用品など):設備的な損傷はないが、東北電力の停電復旧せず。
鹿島工場(工業用化学材料):津波による冠水被害。
川崎工場(衣料用洗剤、柔軟剤、食器用洗剤など):自動倉庫での製品が落下が発生。
仙台、仙台南、盛岡の物流拠点と、完全子会社の販売会社、花王カスタマーマーケティングの仙台、岩手、福島オフィスは被害があるようだが連絡がとれず、現在安否を確認中だ。
被災者の支援活動については、紙おむつ、生理用品、洗剤、歯磨きなどの生活物資を政府の現地災害対策本部と連絡を取りながら提供していく。義援金1億円も拠出する。
(島田 知穂 =東洋経済オンライン)
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