宮本笑里「すぐに消えると言われた」彼女の現在地 スタッフやリスナーに支えられて迎えた15周年
悠久の歴史をもつ高尚な音楽として、敷居の高さを感じている人も多いはずのクラシック。その魅力を多角的かつカジュアルに表現し、つねに新たなリスナーを開拓し続けている宮本さん。
完成させた最新アルバム『classique deux』は、タイトルや作曲者は知らずとも、どこかで耳にしたことのあるスタンダードな楽曲で構成された内容。また、ジャケットのこれまでのエレガントな雰囲気とは異なるクールなたたずまいも印象的です。そんなアルバムの聴きどころはもちろん、理想のパートナー像にも迫ってみました。
“ちょい不良(ワル)”ファッションな父の影響で
「黒」が大好きに!
――本日は、『LEON』の取材をありがとうございます。
宮本:実は私の父(※)が“ちょい不良(ワル)”系ファッションが大好きで、『LEON』を愛読しています(笑)。音楽家という人から見られる仕事に就いていたので、雑誌からスタイルを学んでいる感じでした。実家には父専用の衣装部屋があるくらいですから。
クルマも好きで、ベンツを運転する姿がサングラスにスーツなので、一見するとワイルドすぎるんですよ(苦笑)。
※元オーボエ奏者で指揮者としても活躍した宮本文昭さん。
――お父様に影響を受けている部分はありますか?
宮本:実家のインテリアは黒と赤が基調になっていて、その影響からか私も黒が好きなんです。色の好みは受け継いでいるのかも。