2号ファンドは昨年、猛烈な勢いで世界中のベンチャー企業にお金をばらまいた。アメリカの投資調査会社ピッチブックによれば、ピーク時には2日に1社という異例のペースで投資を決めた。
「有頂天になっていた」。決算会見の場で、孫氏はそう口にした。「1号ファンドでは1社に1兆円近いような投資をし、大振りで三振というものがたくさんあった。これを反省し2号ファンドではしっかり組織を作り、1社あたりの投資額も小さめにして、行けると信じていた。だが打席で振りまくったら大きな評価損を出した。市場環境や戦争、コロナの影響はあくまで言い訳。もう少し厳選して投資していればこれほどの痛手を負わなかった」。
さらに、「2021年は市場全体でユニコーン(評価額10億ドル以上の未上場企業)の評価額が高くなりすぎていた。コロナ禍でオンライン関連の銘柄は株価が上がったが、ユニコーンの高いマルチプル(株価倍率)も正当化されてしまった。今振り返ってみれば、バブル状態だったと反省している。すべて指揮官である私の責任だ」と孫氏は弁明した。
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