それから晴夫は離婚し、広い家も借金で手放し、今は小さいアパートに住み、アルバイト生活をしています。その上、徳子を薄情だと責める声は聞いたことがありません。むしろ晴夫をふしだらな生活から目を覚まさせ、まっとうに働いて自分自身を養うという、人間としての当たり前の生活に戻した大恩人という評判です。このように言葉が通じない人には、行動あるのみです。
Mさま、貴女のお母様は、最終的には貴女も黙っていないと甘く考えているかもしれません。貴女方夫婦にしか頼る人がなく、また性格的に貴女に勝っているお母様は、貴女方夫婦にも要求の限度などないでしょう。そしてこれからも貴女がお母様の言いなりになることは、たとえ親孝行が動機でも、貴女方も、気楽な父親と姉、それを結果的に応援するお母様の伴走者です。
「人生泥棒」とは縁を切るべし
今の生活が苦しいと、別居など、その生活を変えるには新しいリスクや不安が考えられ、躊躇があるものです。しかしそれら考えられるリスクや不安は、貴女がこれから獲得しようとするものに比べれば、取るに足らないものですよ。
人生をなめている父親と姉と、その者たちの結果的なスポンサーのお母様を見ないで生活できるのです。そのことがどれだけ貴女方家族にとって貴重なことか、別居してみればお判りになると思います。
世界の人口の9人に1人が飢餓で苦しんでいます。生きたくとも病や事故で生きられない人も数知れません。健康な人が働かずに他人に迷惑をかけながら生きようとするなど、人生を冒涜する行為です。そんな者たちの伴走者になったり、その者たちに心を煩わされるだけでも、貴女の人生を泥棒されていると考えるべきです。絶対に相手にしてはいけません。
お母様には、貴女の姉と父親との金銭的な縁を切ったら、また同居しましょうと告げて、別居しましょう。それが永遠になっても、誰も貴女を責めませんよ。今のままだと共倒れになる道しか残されておらず、そうなれば誰が貴女の子供さんを守るのですか。
※ ミセス・パンプキンさんへの相談はこちら
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