西九州新幹線の形式で占う、N700S「次の導入先」 山陽・九州を直通する列車に採用されるか

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5月10日から西九州新幹線での試運転が始まったN700S。各駅では入線初日にセレモニーが執り行われた(写真:松沼 猛)

N700Sは東海道・山陽新幹線の新型車両として増備中の車両・そして西九州新幹線「かもめ」用も登場して話題になっているが、このN700Sの各車両の形式番号を見ると面白いことに気づく。

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形式番号のルール

本題に入る前に、西九州新幹線以外の新幹線の形式番号のルールを確認しておこう。JR東日本E5系などでは、車両の形式番号の頭にEが付けられているが、N700SやN700系では形式番号の頭にはNは付かない。しかし、東海道・山陽新幹線の700系・N700系・N700Sの各形式番号は一切重複していない。

形式番号のルールを確認しておきたい。

0系以来、新幹線の形式番号は十の位と一の位で車種が分かるようになっていて、N700系・N700S以外の車両は以下が基準となっている

●十の位
10:グリーン車
20:普通車
30:食堂車・ビュフェ車
40:2階建てグリーン車(1階はグリーン個室または普通車・カフェテリア)
50:2階建て普通車
60:2階建て食堂車
70:2階建てグリーン車(1階は普通車)

●一の位
1・2:制御電動車
3・4:制御車
5・6・7:中間電動車
8・9:付随車

700系はこのルールに基づき以下のように形式を与えられている。

グリーン車:717形・718形・719形
普通車:723形・724形・725形・726形・727形

 

カモノハシ顔が特徴だった700系だが東海道・山陽新幹線用の16両編成は既に引退し、山陽新幹線用の8両編成が「こだま」を中心に運用している(写真:松沼 猛)
700系は0系以来の形式ルールに基づいて形式を設定。先頭車は全車制御車なので723形と724形の2形式を設定している(写真:松沼 猛)
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