地元の足から「アトラクション」に、DMVで大変身 阿佐海岸鉄道が導入「世界初」車両の乗り心地は

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DMVの道路から線路、線路から道路へのモードチェンジは最大の見せ場である(写真:谷川一巳)

2021年12月、徳島県から高知県へ運行していた第三セクターの阿佐海岸鉄道が、鉄道車両での運行から、DMV(Dual Mode Vehicle)という、線路と道路双方を走行できる特殊な車両での運行に変わった。

夏のような日差しが照り付ける春先の週末、徳島市からまる1日がかりで、阿佐海岸鉄道車両が運行する線路と道路全線に乗ってみた。

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全区間乗車はたっぷり1日がかり

筆者は阿佐海岸鉄道には鉄道車両だった時代に何度か利用した経験がある。列車だけを乗ったこともあるし、終点の甲浦から路線バスに乗り継いで室戸岬へ行ったこともある。もっと昔を振り返れば、関西からの室戸汽船に乗船(現在この航路はない)、早朝に甲浦へ到着し、甲浦から阿佐海岸鉄道に乗った記憶もある。鉄道車両だった頃は起点と終点、そして中間駅が1つだけというミニ路線だったので、あっという間の乗車時間であった。

しかし、DMVとなってからは、中間に鉄道路線を介して両方向にバス路線があり、片方は途中で分岐して室戸岬の先まで運行する。室戸岬の先まで運行するのは土曜・休日のみなので、全路線を走破するには、平日以外しか成り立たず、たっぷり1日を要する。

乗車する前日、徳島市内に宿泊し、乗車当日は徳島駅5時31分の牟岐線始発に乗り、阿波海南駅から、まずはバス区間の北の終点である阿波海南文化村へ、そこから折り返し便に乗車して甲浦へ。甲浦でバスから鉄道へのモードチェンジを見学し、甲浦からバス区間のいっぽうの終点である道の駅宍喰温泉へ。ここからは折り返し便には乗らず、徒歩で宍喰駅へ。この間は宍喰の町中を通って徒歩11分の距離である。

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