ひろゆき指摘「幸せになれない人」の残念な考え方 人生では、能力や環境より「大切なもの」がある

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

僕が充実感を感じるのは、ゲームでヒリヒリした状況になったり、ギリギリの状態で戦いに勝てたりしたときぐらいでしょうか。「仕事で充実感を得よう」「毎日を充実したものにしたい」なんて到底無理な気がします。
充実した人生とやらを追い求めている限り、満たされることはないんじゃないかなと思います。

挫折や失敗は、存在しません

成功者として見られることもありますが、僕は結構いろんなことで挫折しています。「このプログラミング言語を覚えてみよう」とか「絵を描けるようになってみよう」「楽器をやってみよう」とか、わりといろいろです。

失敗も、たくさんしました。僕のことを「2ちゃんねるの創設者」として認識している人も多いと思いますが、実は他にも多くのウェブサービスを開発してきました。なかには鳴かず飛ばずで、今となっては誰も覚えていないであろうサービスもあります。むしろ、失敗したもののほうが多いくらいです。

人生が好転する100の言葉: 頑張らずに楽しく生きる
『人生が好転する100の言葉 頑張らずに楽しく生きる』(学研プラス)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ただ、これらの経験は「挫折や失敗をしたことはあるか?」と聞かれて、改めて思い返してみたときに「言われてみれば、あるかもね」と思う程度です。

自分の中で、つらい出来事ではまったくありません。ネガティブなものとして捉えていないのだから、挫折や失敗は「存在しない」と言うこともできます。

それに、たとえばサービス開発で失敗したら「これだと、うまくいかない」とわかるだけでもひとつの成果ですし、「じゃあ、こうすればどうだろう」と次の改善策を講ずることもできます。その結果、成功したサービスもあります。

結果として、うまくいったものだけが世間の記憶に残ります。

みなさんが記憶しているのは、うまくいったサービスのほうだけです。周りの目や記憶は意外とそんなもの、ということですね。

なので、失敗とか挫折とか自分からラベルを貼る必要はないし、貼らないほうがいいと思います。何をもって失敗とするか、何をもって挫折とするかは、その人それぞれですし、自分が挫折と思わなければ、それは挫折ではありませんから。

ひろゆき 「4chan」管理人

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

Hiroyuki

本名・西村博之。1976年神奈川県生まれ。中央大卒。1999年にインターネット匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。東京プラス代表取締役、未来検索ブラジル取締役など、多くの企業に携わり、企画立案やサービス運営、プログラマーとして活躍。2005年、ニワンゴ取締役管理人に就任。翌年、「ニコニコ動画」を開始。2009年に2ちゃんねるを譲渡後、2015年に英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事