ひろゆき指摘「幸せになれない人」の残念な考え方 人生では、能力や環境より「大切なもの」がある
「それって、あなたの感想ですよね」と口にしたのは、番組で〝事実〞と〝感想〞を混在させて話をしていたからです。 たしか、ネットに上がっているものに対して、「明らかにユーザーのオリジナリティがない」と言った人がいました。でも、その発言は、その人が抱いた感想でしかありませんでした。
それをテレビで発言すると、あたかも事実であるかのように誤解される恐れがあります。ちょうどその頃、僕はニコニコ動画の管理人をしていたので、「それは明らかじゃなくて、あなたの感想ですよね」と言いました。事実と感想は分けて話さないと、あらぬ風評を流されてしまいますからね。
「明らか」という言葉は、「1+1=2」「太陽は東から昇って西に沈む」といった、誰もが疑いようのない事実に対して使うものです。個人の感想レベルの発言に、「明らか」という言葉を使うのはナンセンスですよ。
事実と感想を分けて考えることは、思考の基本だと思います。
楽しく生きられるかどうかは、与えられた見た目や才能よりも考え方次第です
学校では、テストの点数が高い子が先生に褒められます。そして現実として、テストで高得点を取れる子は、人気や評価の高い高校、大学に進学できて、給料のいい会社に就職できるという傾向があります。
そのため、自然と「勉強ができるヤツ、スポーツができるヤツ、何かの才能を持ったヤツはよい人生を送るけれど、そうでなければ不幸になる」と誤解してしまう人が多いように思います。
自分は能力がないから、恵まれた環境にいないから、お金がないから、と自らをどんどん追い込んでしまう人がいるのも、こういったことが背景にあるのではないでしょうか。
ただ、才能にも収入にも恵まれ、ついでに見た目も美しい人が幸せな人生を送れるかというと、そうとは限りません。 はたからは「あんなに恵まれているのに」と見える人が鬱になることもあれば、人生を儚むことだってあるのです。
どんなにお金を持っていても、将来を不安視しすぎると幸せにはなれませんし、基本的には物事って、捉え方の問題だと思うんですよね。
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