吉本芸人も参加!大阪発「スタートアップ」の挑戦 芸人が働きたい企業を選びマッチングさせる

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秀吉会のメンバーと吉本芸人たち(写真:筆者撮影)

お笑いの吉本興業がスタートアップ企業を支援する新たなプロジェクトを立ち上げた。

これまでにない優れた技術や抜きん出たアイデアを持ち、社会の変革を目指す新興企業に対して、同社のメディアや劇場が持つ発信力とプロモーション力を提供するほか、芸人やタレントとコラボすることでお互いのアイデアを掛け合わせる化学反応を促進。スタートアップの社会進出や事業拡大を強力にバックアップしていく。

これまでにも吉本興業は、全国47都道府県の市町村に移住した芸人と社員が、地元の自治体や企業と一体となって地域課題の解決とビジネス創出に取り組む地方創生を積極的に進めてきており、すでに包括連携協定を結ぶ自治体は多い。

これらに加えて、創業110周年を迎えた今年は、新たなコラボ事業に続々と着手しており、この6月だけで、兵庫県養父市とパートナー契約を結び、自社運営するメタバースと連動した「バーチャルやぶ」の開設を発表。

さらに、法務省と連動する「第72回社会を明るくする運動」キックオフイベントを同省内で実施したばかりだ。また経産省や外務省、国交省、消費者庁、内閣府などとも連携し、最大手芸能プロダクションの1社である自社リソースを幅広い分野で活用することで、さまざまなPR事業の普及促進にも取り組んできた。

ビジネスマン芸人グランプリを開催

そんななか、民間のスタートアップにフォーカスし、世に出ようとする若い芽の後押しをしようとするのが今回のプロジェクトだ。

7月4日に開催されたピッチイベント「ビジネスマン芸人グランプリ」には、関西を代表する若手経営者組織のひとつである「秀吉会」のスタートアップ10社の社長が参加。第1期となる3カ月間の取り組みがスタートした。

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