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成績トップ5%社員が絶対にやらない「ムダ」業務 「情報収集」にムダな時間を使っていませんか?

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マイナスのことを考えると、それだけで疲れたり、イライラしたりして無駄にエネルギーを使ってしまうと考えています。

そこで5%社員は、まず心を整えます。「朝に自律神経を整えることで一日を落ち着いて過ごすことができる」と発言する5%社員が思った以上に多くいて、始業前にルーティーンを行うのも心を整える習慣の一つだそうです。そのため、朝起きてすぐスマホを見たり、大音量でテレビを点けたりすることはありません。

時間に余裕をつくって心を落ち着かせるのではなく、まず心に余裕をつくって、無駄なエネルギーを使わないようにする。これが、5%社員の集中力とパフォーマンスを高める秘訣だとわかりました。

「情報」は「洞察」に変えないと人を動かせない

コミュニケーションの目的は、相手と共鳴したうえで、相手を自分の思いどおりに動かすことです。自分が伝えたいこと、そして相手が知りたいことのバランスを考えないと、人は動いてくれません。

95%社員は自分が主役の「伝えるコミュニケーション」をしてしまいますが、5%社員は相手が主役の「伝わるコミュニケーション」をします。これは、相手に「情報(インフォメーション)」と「洞察(インサイト)」のどちらを伝えているかの違いです。

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95%社員はインフォメーションを伝えて相手を動かそうと努力します。しかし5%社員は、相手が知りたいのはインフォメーションではなくインサイトであることを心得ています。

必要最低限のインフォメーションを集めて、そこから独自の見解でインサイトを得ようとします。点であるインフォメーションをつないで、共通点やほかとの特異点を見つけ出し、インサイトに変えていきます。

相手は、図表や数字が知りたいのではなく、その図表から導き出された学びや、数字からわかる洞察が知りたいと思っているのです。

この相手の意図を理解している5%社員は、情報収集の時点からインサイトの獲得を目指していました。

インサイトが反映された資料やプレゼンテーションは、成功確率が高まります。2314名の95%社員にこのことを伝え実践してもらったところ、57%が効果を実感、「相手の反応が変わった」と答えました。

情報収集の目的が「インサイトを得ること」になれば、ただ単純にググって終わり、という作業が無駄に思えると同時に、情報収集能力が高まります。これも49社の若手向け研修における実証実験で確認ができたことです。

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