もっとわかる!「イエベ・ブルベ」色を楽しむコツ 「感性・感覚」を軸に、心に響く色を設定する
日本の女性たちの間で、今何度目かの「パーソナルカラー診断」ブームだ。これはその人個人に「似合う色」「似合わない色」を判定するもので、最近はお客への提案時に活用するアパレル企業も多くみられる。
過去2回の記事では、「配色センスをアップするコツ」「使う色に意味を持たせることの有用性」について紹介した。最終回となる今回は、「見た目の心地よさにこだわるイエベ・ブルベの配色」と「カラーネーミングの活用法」について、『毎日楽しい!色の日めくり配色帖365』から取り上げていく。
かなり浸透してきた「パーソナルカラー診断」
「イエベ(イエローベースの略語)」「ブルベ(ブルーベースの略語)」という配色用語をご存じだろうか。昨今、日本の女性の間で半ば常識ともなりつつある言葉だ。
これらは、元は1980年代半ばにアメリカから日本に入ってきた、「パーソナルカラー診断」に関連している。1960年代のアメリカで、企業経営者・政治家・弁護士など、人々の前に立つ機会が多いビジネスパーソンの「見た目(第一印象)」をアップさせる服装戦略の一環として出てきた経緯がある。日本に入って来て以来、定期的に何度かのブームが訪れ、現在では主として女性の服装やヘアメイクの分野で浸透している。
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