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元女優・君島十和子さんの「大胆な転身」のその後 好きだった美容が仕事として花開いた18年間

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  • 芳麗 コラムニスト
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芳麗さんによる新連載2回目です

確かに時代は追い風だった。十和子さんの作る化粧品が次々にヒットし始めた。その少し前、98年から2000年代前半には、『VOCE』(講談社)、『MAQUIA』(集英社)、『美的』(小学館)といった美容雑誌が続々と創刊。

世の美容熱が高まり、マーケットが拡大する中、メディアでは君島十和子の特集や連載が組まれ、彼女は美容家のトップランナーとして熱烈な支持を得るようになった。

子どもの頃からただひたすらに好きだった“美容”が彼女の仕事として花開いた瞬間だ。

「美を叶えたい女性たちのために理想の化粧品を作ること、美容の情報や思考をお伝えすること。この2つの仕事は、私にとって労働ではなく、喜びと生きがいですし。適職であり、天職だと信じています」

起業して18年

今年、起業して18年になる。「FTC」は青山に本店を構えながらも、時代とともに消費者の主戦場がECサイトにうつると、テレビショッピング番組にも進出。自らの出演で通販事業でも売り上げをさらに伸ばすなど、ブランド力を保ち続けている。

一方、大きな嵐とともに始まった結婚生活は四半世紀を超えた。「どうせ、すぐに別れるはず」と揶揄された続けたが、今も仲睦まじい様子はブログやインスラグラムなどを通して垣間見ることができる。

「異なる人間ですから意見が合わないことも多々あるし、普通のご夫婦と同じように紆余曲折ありました(笑)。でも彼は同志なんでしょうね。あの嵐に巻き込まれた時、彼もまだ30歳過ぎと若かったのに懸命に立ち向かっていた。その姿に心打たれましたし、こうして化粧品会社を起こして、一緒に仕事をやり続けてこられたのも、彼がパートナーだったからだろうなと」

かつて、十和子さんは結婚前に誉幸氏に惹かれた理由の1つに、彼の女性の美に対しての価値観を挙げていた。「女性は歳をとっても美しい。何歳でもその歳なりの美しさがある」と語る彼の言葉に、若かりし日から「歳をとるのは怖いけど、年齢を重ねてもいつまでも美しくありたい」と願っていた十和子さんは、大いに共感し、勇気づけられたのだ。

(この記事の続き:「奇跡の56歳」君島十和子さんに見る錆びない人生 は7月4日に公開します)

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