100均で激売れ!水アカ掃除の「最終兵器」 キャンドゥ渾身の掃除グッズを試してみた

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年が明けても順調に売れ続けており、同社の2万点弱ある雑貨カテゴリーの中でトップの売り上げを誇っているという。

「ぞうきんなどの消耗品はつねに需要があるが、特徴のある掃除グッズでこれだけ売れる商品は久しぶり」と、同社広報担当の齋藤さつき氏は話す。

30~40代の主婦がメインの購買層だが、面白いことに同年代の男性の購入も多いという。妻に頼まれて買いに来ているのか、家族に「こんなスゴイものがあったよ!」と自慢するために買っていくのか。あるいは水回り掃除に悩んだひとり暮らしの男性が、ふらっと訪れ手に取るのか。とにかく、それだけウロコ汚れに関心のある層は幅広いのだろう。

売れる秘密は、試せばわかる「実力」にあり

目立つところに陳列するなど、発売当初から店頭での販促は行っているが、売れ続けている要因は、やはりその実力にあるようだ。

「私も家の鏡をこれで掃除しますが、とてもきれいになります。弊社に寄せられるアンケート葉書も『ありがとう』と喜んでいただいているメッセージが多く、ネット上では『1000円前後の商品と同等の効果がある』などの口コミも見られます」と、同商品の開発者である、雑貨課バイヤーの永井将悟氏(30)は自信たっぷりにその実力を保証する。

というわけで、その実力がいかほどか、実際にわが家の洗面所の鏡で試すことにした。幼児がいることもあり、洗面台は衛生面を考えわりとまめに掃除をするものの、恥ずかしながら鏡は忙しさを言い訳にスルーしがちな筆者。多少汚れていても鏡はその役割を果たすし、キレイにしてもすぐにまた汚れるので、こまめに手入れをする気になれないのだ。

何度かこするうちに曇りが取れ、鏡面はツルツルに

しかし、汚れがたまるとやっぱりそれは悩みのタネで、実は筆者も以前から人工ダイヤモンド入りの掃除用品には興味があった。そして多くの人と同じく、「1000円はお高い……」と購入をためらっていたのであった。

だから、ワクワクしながら商品を手に取った。ホコリがついているとキズつきの原因になるそうなので、まずは水にぬらして絞った布でサッとホコリを除去。使用方法に「汚れが付いた部分をよく水でぬらしてください」と書いてあるので、再度布を水でぬらし、水がしたたるように鏡を拭いた(風呂場の鏡ならシャワーで水をかければOKだろう)。

そして、模様がついている研磨面も水にぬらし、なでるようにやさしく汚れ部分をこすっていく。すると、ジャリッと引っかかるような感触があった。これが汚れている部分だそう。この感触がなくなるまでこすり、汚れをとっていく。

この作業中にも鏡がピカピカになっていくのがわかるが、最後に水で濡らした布で浮き出た汚れをとり、乾いた布で仕上げ拭きをして驚いた。

「ウソ! 前より顔のシミが増えてる?」

一点の曇りもない鏡は恐ろしい。忙しさにかまけて見ないようにしていた、見たくない現実まで見えるようになってしまったのだった。

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