降水確率30%でも大雨になることがある理由 傘を「持つ」「持たない」の境目を気象予報士が解説

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ただ、実際には3つのサインに気付かないことも多いかと思います。

また、気付いたとしても、積乱雲が自分のほうに向かって来ないかもしれません。

そんなとき、便利なのが雨雲レーダーです。

気象庁の雨雲の動き(出典:気象庁HP)

気象庁のHPなどでは、現在の雨雲の様子と今後の雨雲の動きの予想を見ることができます。

上手に使って急な雨から逃れましょう。

【詳しい降水確率の見方】

降水確率は、午前と午後の2つに分けて表記されることもありますが、より詳しく知ることができます。

気象庁の天気予報(出典:気象庁HP)

気象庁のHPでは、6時間ごとの降水確率を提供しています。

また、「Yahoo!天気・災害」など、1時間ごとの降水確率を見られるサイトやアプリもあります。
例えば、雨のマークはないけれど、降水確率が正午までは0%、午後3時以降は30%だったら、午後3時からは天気が急変して雨が降るかもしれない、と備えることができます。

降水確率を正しく理解して、最適な情報を得ることで、みなさんの生活に役立ててください。

久保井 朝美 キャスター、気象予報士、防災士

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くぼい あさみ / Asami Kuboi

愛知県岡崎市出身。9月20日(空の日)生まれ。NHK総合「サタデーウオッチ9」気象キャスター。父の影響でよく登山をしていて、天気に興味を持つ。農業の経験や番組で気象情報を担当したことから、気象と生活・経済との密接な関係を実感し、気象予報士の資格を取得。子どもからお年寄りまで分かりやすく、命を守る情報を伝えるため、テレビに出演、全国で講演を行なっている。趣味は、お城めぐり、アニメ。2021年「美人すぎるお天気キャスターランキング」1位に選出。

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