「ユニクロ一辺倒」男がスーツに目覚めたワケ

好印象を与えるのに最も手っ取り早い方法

そうしてぼくは、ますます服装に気を遣うようになり、その知識をさらに深めようと、服についての本を読むようにもなった。そんなときに読んだのが、この一冊である。『スーツの適齢期』(集英社新書)。

この本は「王様の仕立て屋」という、ぼくがやっぱり服を勉強するうえで参考にしているマンガのアドバイザーを務めている片瀬平太さんという方が書いたもので、そこでは、服装――特に男性がスーツを着こなすことの意味について、詳しく書かれている。

誰のための装いか?

この本の中で、ぼくは、ぼくの目を見開かされるような言葉と出会う。それは

「男の場合、自分のために装っているうちは、年はどうあれ、まだ子供だ。誰かのために、その場のために、ふさわしい装いを整えることができるようになって、はじめて大人といえる」

というものである。

それでぼくは、着飾るということは、ぼく自身のためではなく、相手のためなのだという考えを、初めて知ることができたのだ。そのためこれ以降は、相手のためだと思うことで、思う存分かっこつけることができるようになったのだ。

 

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