メールが劇的に伝わりやすくなる3つのポイント 一文に要素を詰め込みすぎていませんか?
文章で伝えるのが苦手な人は少なくない
社内やプロジェクトチーム内でのコミュニケーションにおいて、Slack、Microsoft Teams、LINEなどのチャットツールの活用が増えました。「仕事が早く進められるようになった」との声がある一方、「文章で伝えるのは苦手。発言するのが怖い……」という悲観的な声も耳にします。
「話が勘違いされやすい」
「期待通りの返事がもらえない」
「いつも不安で落ち着かない」
こんな悩みを持つビジネスパーソンに向け、本記事では、拙著『マジ文章書けないんだけど』より、3つの例題をご紹介。それらの文章の改善に、ぜひチャレンジしてみてください!
【1】主語と述語、ちゃんとかみ合っていますか?
このモデルは背が高くて脚が長くスタイルがいいので顔が小さく、どんな服でもよく似合うモデルだ。
まずは、この例文を見ていきましょう。何となく言いたいことはわかるのですが、不自然なところがあります。お気づきでしょうか。
まず、「このモデルは……モデルだ」という構造になっています。これは「は」という係助詞(副助詞)が、遠い述語(述部)にかかるという働きによるものです。そこに、「脚が長くスタイルがいい」「顔が小さい」「どんな服でもよく似合う」という要素が詰め込まれているのです。そのため、主語と述語の関係があいまいになってしまうのです。
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