MacBookAir登場「アップルが明かした取り組み」 今秋に「iPhone」の使い方がガラッと変わる
アップルは、ユーザーに対してはより魅力的なデバイスとソフトウェアを提供し、より多くのユーザーがプラットフォームに参加し続けてくれるようにしなければならない。一方の開発者に対しては、より高度なことを簡単に実現できるアプリ開発環境を提供してデバイスの新たな使い方を開拓してもらいながら、またアプリに価値を感じてお金を払ってくれるユーザーを集めておく必要がある。
そうした背景から、開発者イベントは、開発者との重要なコミュニケーションのチャンスであり、数多くのフィードバックを得ながら、開発者がビジネスをしやすい環境作りを行う場となっているのだ。
基調講演で登場した新Mac
WWDCでは例年、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TV向けの最新OSを発表し、新たに利用できるようになった機能や開発者向けのAPIなどを告知する。これらのソフトウェアは例年9月にアップデートされ、新機能は9月以降順次利用可能になっていく。基本的にソフトウェアのイベントであるが、今年は例外的に、MacBook Airと13インチMacBook Proが発表された。
アップルは2020年6月のWWDCでインテルから自社設計のアップルシリコンへとMacを移行させる計画を発表した。同年11月に最初の自社設計チップ「M1」を搭載したMacBook Airを発表させ、これまでにMac Pro以外の製品が移行を完了した。
今回のWWDCでは、アップルシリコンに移行した最初の2つのモデル、MacBook Airと13インチMacBook Proを刷新し、M2チップを披露した。M2は、第2世代の5nmプロセスを用いており、MacBook Airは18時間の連続ビデオ再生を実現する省電力性と、40%の性能向上を実現するパフォーマンスの向上を図っている。
チップのサイズは拡大しており、機械学習処理の性能向上、動画処理を行うメディアエンジンの高速化などが施された。メモリーは高速化され、さらに最大16GBだったメモリーは24GBに拡大された。
そして待望の新デザインも採用された。プラスチックパーツは廃止され、通気口もない美しいアルミニウムのボディへと生まれ変わった。カラーは濃い色がミッドナイトとスペースグレーの2色、薄い色はスターライトとシルバーの2色が用意された。
MacBook Airとしてはミッドナイトとスターライトが新色となるが、前者はマットブラックのようなしっとりとした質感、後者はシャンパンゴールドのような華やかな色味で、いずれも人気が出そうだ。
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